※ 画像は、上向きに綿花が開くアップランド種、綿花の保存に使われる倉庫、綿花以外の植物が生えた畑です。

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まず、農水省と厚労省の担当課に直接、インターネット電話でバッタンバンから、話をお聞きしました。

綿花は食用ではなく衣服に使われるので、農水省では特に衣服用途に使われる綿花についての特に遺伝子組み換えの規制はないそうです。別の言い方をすれば、遺伝子組み換えのワタは日本では最も栽培しやすい状況にあると言えます。

あわせて訪ねたところ、トウモロコシ、ダイズ、ナタネ、テンサイ(砂糖の原料)の遺伝子組み換え種子については、国内栽培の申請が既に上がって承認もされています。栽培したい農家があれば、「すぐにでも作り出せる状況」です。「栽培したい」と申し出る農家、農業法人があるのであれば、いつでも日本で栽培が始めることができます。

綿実油は食用なので厚労省によって規制がかかります。ですが、綿花がない状態で、綿実油を搾油しても仕方ないので、まずは遺伝子組み換え綿花の種子が栽培に使われるのかどうかが転換点となりそうです。

次に、経産省に話を聞いたところ、東北コットンプロジェクトには、経産省から1年間で4700万円の補助金が出ていました。(これは、1年間で使い切っていました。補助金の使い道は、トラクターの購入、倉庫の建設、そして草取りと東北コットンプロジェクトの事務局運営費(イベント、人件費など)ということでした。

草取りは、ボランティアの子どもたちや参加企業の社員が毎日くるわけではないので、日当を草取りをする地元の方にお支払いしたということです。

住友化学に話を聞いたところ「害虫」と、雑草の駆除にとても時間と手間がかかるので、住友化学が参加企業に加わったということです。除草剤として「フルミオWDG(一年生広葉雑草)」、殺虫剤として「ダントツ水溶剤(アブラムシ類)」「ディアナSC(オオタバコガ・アザミウマ類)」「エスマルクDF(オオタバコガ)」という農薬が、2013年度、住友化学が「申請」「登録」の手続きを行い、東北で使い方の指導を行ったということでした。

これまでで、国内ではワタの栽培について合計9種類の農薬が承認されたことになります。

宮城県までが、日本の綿花栽培の北限でした。そういう意味では、宮城の土地に合った在来種が残っているのかも知れません。栃木県の、真岡木綿(もうかもめん)は、江戸時代に全国で最も有名な木綿でした。東北の復興であれば、なぜ、現存する真岡木綿(まおかもめん)を試してみずに、海外で多く使われる綿花種子(アップランド種)を使ったのかなど疑問は残ります。

食用ではないから、遺伝子組み換え種子の綿花の種を試験的な圃場として蒔いてみようということになるのではという不安は残ります。そのことが、トウモロコシ、ダイズ、ナタネ、テンサイ(砂糖の原料)の遺伝子組み換え種子の使用につながっていくことについては、十分な情報公開を当局にはしてもらい、メディアにも報道してもらった上で、EU(欧州連合)のように国民的な議論の対象としなければならないと思います。

(終わり)


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