※ 画像は、ブランド店舗と染色工場の機械イメージです。

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超高級ブランドの子ども服にも有害化学物質が残留していました。
・エルメス
・ルイヴィトン
・ディオール
・ジョルジオ・アルマーニ
・ドルチェ&ガッバーナ
・マーク・ジェイコブス
・トラサルディ
・ヴェルサーチ

価格が高いから、その子ども服が安全ということではないようです。
残留していたのは、前回①でお伝えした有害化学物質と同じ種類です。

この検査は、国際環境NGOが、超高級ブランドの店舗販売商品27点を選び出し、そのうち16点から1種類以上のノニルフェノールエトキシレート(NPE)、フタル酸類、有機フッ素化合物(PFC類)、アンチモンが検出されたと報告しています。

前回①でお伝えしたサンプル検査の時と同じ有害化学物質が検出されたのは、僕個人の経験からすると、以下の理由だと思います。

最初は信じがたかったのですが、廉価版の服も高級ブランドの服も、実はほぼ同じ工場で生産しています。紡績もそうですし、染色も織布もそうです。縫製も、一定レベルを超えた技術がある工場であれば、廉価版の服も高級ブランドの服も同じ工場の同じ生産ラインで縫製されています。

例えば、6月の第1週から第3週までは、廉価版ファッション。第4週は、高級ブランドといった具合です。

小売り価格にして、10倍以上も差がある高級ブランドと廉価版ブランドの生産工程が同じだったというのは、初めてこの業界と関わるようになった僕には、結構、びっくりする話でした。それまで、超高級ブランドの服は、小さな工房のような工場で、職人さんが一点一点、手作りで作っているようなイメージ(幻想)を抱いていたからです。

実際の繊維産業は巨大な機械を使っており、その規模は工場の中を実際に見学させてもらわないと想像できない程の巨大さです。機械そのものも大きいのですが、その生産ラインがはるか遠くまで延々と続いていくような光景です。

よく考えてみれば、同じ工場で作っているのですから、廉価版ファッションも超高級ファッションも、染色技術や縫製に差があるとは思えません。同じ機械で差をつけて製品を作る手間の方が、よほどコストがかかります。そんなことをするはずがありません。

廉価版ファッションから高級ファッションまで子ども服に残留していた物質が同じであるのですから、何か製品に共通した点があるはずです。中国の生産拠点に的を絞って、子ども服にまで何が起きているのかを探ってみたいと思います。

(続く)


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